2010年11月2日火曜日

「AgileTourOsaka2010」に参加

お疲れ様です。ZuQ9->Nnです。

2010年10月30日(土)「AgileTourOsaka2010」が開催されたので参加しました。


場所は大阪産業創造館
申し込み人数は、なんと100人という大イベント
このような、大規模のアジャイル系のイベントが
大阪で行われるのはとても、珍しい印象。
また、アジャイル系で著名な人の講演を無料で聞けるとあって参加しました。

前川直也さんによる軽快な司会のもと
スタートまずは、細谷泰夫さんのAgileTourOsaka2010について説明がありました。
いち早く大阪でAgileTourのイベントを開催したいという情熱を感じました。

そして、長瀬嘉秀さんによる基調講演
「日本のアジャイル開発の変遷、現在・過去・未来」が始まりました。

アジャイルの歴史を振り返りながら、現在の日本にあうアジャイル開発の提案をされるという内容で
なかでも、印象的だったのは、日本での開発プロセス、ウォーターフォールを極めた、
エクストリーム・ウォーターフォール!!だという発言でした。

その上で、日本の開発プロセスの利点、アジャイルプロセスの利点を融合しよう、
そして、その特徴として要求定義プロセスをもうける
品質保証はUnitテストだけじゃダメ、品質保証書を作ろうと言った提言がなされました。

契約の問題点などを指摘、最後に今後の課題として
日本版アジャイル、自社に合ったアジャイルプロセス、生産性向上、
ツール、教育、分散開発、オフショアアジャイル開発をあげられて終了

ここで、一旦お昼休憩、お昼は近くのお店でパスタをいただきました。


お昼休憩後、<セッション1>あきぴーさんによる
チケット駆動開発がAgileになる理由 ~No Ticket, No Commit!~

チケット駆動開発がAgileになる理由として
理由その1 タスク管理
理由その2 変更管理
理由その3 平行開発
をあげられ、それぞれ、深く説明があり、
逆に、うまくいかない安置パターンとして
バターン1 変化に追いつけない
バターン2 イテレーシンを運用出来てない。
バターン3 平行開発出来てない
を指摘
ツールがサポートすれば、行動が、変わっていく、行動が、 変われば考え方が変わっていく、考え方が変われば。ひともチームも変わっていく


との心強い言葉を述べられました。
終始No Ticket, No Commitのキーワードも強調されていたのが印象的でした。

その後少し休憩があり、<セッション2>
牛尾剛さんによる
西日本にだけこっそり教える アジャイルコンサルタントの秘密
~アジャイルプロジェクトで失敗防止のコツ~

まず最初は、アジャイル開発の基本的な説明。
迅速かつ適応的に開発を行う軽量なら開発手法の総称と説明されました。

そして、アジャイル開発に失敗しないための7つのポイントとして
1・全体像の共有、プロジェクトの全体像が存在するか?
  プロジェクトの全体像が、共有されているか?
2・ストーリー供給/検証力、スプリント計画で、
スプリントで実施出来るだけのストーリーをだせて、検証出来る能力が、あるか?
3・タイムボックス
タイムボックス期間中は、基本的に変更がなく、
外部からの妨害が、入らないか?変更を混乱なく受け入れるため
適切な計画、タイムボックス期間のためのスプリント計画はムダ、ムリ、ムラはないか
1本化、タイムボックスで、使われるフロダクト、バックログやコードは一本化する
4・開発生産性向上、2週間のスプリントで成果を、出すためにムダが排除されているか?
生産性向上するようなプラクティスを実施しているか?
5・変更の吸収、開発で発生する変更に耐えられるメカニズムが存在するか?
6・早期の失敗と、改善、失敗はあるとしても吸収出来るメカニズムが機能しているか?
失敗するかもしれないことを早期に計画しているか?
7・見える化 チーム内/チーム外にチームの状況が見える化されているか?
チームのやっていることが、伝わるべき 人に伝わっているか

さらに、アジャイル開発、企業導入のポイントとして
・代表的なアジャイル開発の比較
・導入手順、スキル、こころがまえ、アジャイル導入の成績表
・最適化症候群とその解決策、コンサルタントの職業病、10%の改善、トレードオフ
をあげられ、最後に
大切な事、相手を心から信頼する。自分の心は相手に丸見えになっていることを理解する。
相手を理解する。相手の興味ある事について、相手のLanguageで語る。
相手を脅威と捉えない、自分との違いと思う
」といったメッセージを述べられました。

その後、<セッション3> 懸田剛さんによる
ユーザーストーリーマッピング
~アジャイルな計画づくりを加速する~

アジャイルストーリーマッピングについての説明で
アジャイルストーリーマッピングとは、全体像をユーザーストーリーベースでチーム共有するため

アクティビティの配置、ワークフロー、ビジネスフロー、アクティビティフロー
タスクの中心、優先順位づけ、リリースと関連づけ
などなど、キーワードがあり、ストーリーカードの例を示されていました。

最後に、やってみた感想として
・よかったこと 
  プロジェクトオーナーと、製品の全体と部分を会話出来る。
  今どこにいるか迷わない、全体を見渡した、優先順位が、つけやすい
・困ったこと
壁のスペースが足りない。
プロジェクトオーナーが、遠隔地にいと、扱いに困る。

まとめとして、計画と一緒に地図を作ろう、全体像を共有しながら前に進もう、
一人で地図を作ろう、簡単なんで試してみよう

最後に「アジャイルな地図作りで重視するのは、地図よりも地図を、作る過程そのものだ 」とのメッセージを述べられて終了。

その後、少し休憩のあとライトニングトークスがありました。
5人ほど、発表したのですが、残念ながら、1名しか
5分以内にプレゼンを終了することが出来ませんでした。

最後に、てつ。さんによる
クロージングが行われ、笑いを誘っていました。

今回、このイベントに参加してみての感想は、
アジャイル系は、結論として、人だよねってなりがちなんですが、
もう少し、実践的なツールの説明や、ツールによって、
人の行動が変わるなどといった、今までに無いものだったので、
とても、参考になりました。

まあ、ただ、それを、自分の行動に反映できるかは別なんですよね。
アジャイルの文字どうり、軽快に動けるように精進あるのみですね。

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