2010年7月6日火曜日

「売れるiPhone/iPadアプリの作り方・育て方@大阪」に参加

お疲れさまです。ZuQ9->Nnです。

2010年7月5日(月)「売れるiPhone/iPadアプリの作り方・育て方@大阪」が
開催されましたので、参加しました。

場所は、阿倍野市民学習センター、参加人数は50人弱と
やはり、関心の高さを伺わせていました。

まず、最初のセッションは、株式会社フィードテイラー大石さんによる
「Phone/iPadアプリケーションを企画するときに取り組んでいること」

1・アプリの容量は極力小さく、20M以内で
 これは、20M以上だとWi-Fi環境でしかダウンロードできなくなるため
 飲み会や、OFF会など、iPhoneユーザーが集まったときに互いのアプリを紹介しあい
 気に入ったアプリをその場でダウンロードする機会損出をなくす為だそうです。
2・iPhone/iPadアプリは、別々に、
 これは、昨日が増えるとユニバーサルバイナリーは開発が大変だからだそうです。
3・入念なインタラクション設計
 n-Clickを1-clickにすると商売になる。
 1-clickを0-clickにすると革命になる。
 という言葉を引用されていたのが印象的でした
4・アプリ名の検討
 アプリは短くコンセプトを表せる名前、日本語6文字、英語12文字以内で
 これは、長い名前だとホーム画面に表示しきれない為だそうです
5・カテゴリの検討
 これは、カテゴリ上位に食い込めそうなものをねらって、アイコンの露出を多くすると
 ダウンロードが大幅にのびるそうです
リリース前PRの準備として
 ドメインの取得twitterアカウント取得
 AppStoreにダミーで登録
 プレスリリース配信先pickup
 ネットのニュースサイト
 著名ブロガー、過去に掲載されたメディア
どんなモノをつくるかということとして
 まだ世に存在しないもの
 自分が常に使いたいもの
 持っている仕組みや技術が活かせるもの
 持っているコンテンツやコンセプトを活かせるもの
いろいろとコンテンツが生かされているアプリを紹介され
コンテンツが良いものはiPhone/iPadにしても強いとおっしゃられてセッション終了。

続いてのセッションは株式会社FEYNMAN川畑さんによる
「アプリが完成した後やること」

発売後のランキング向上策
 アプリを25位から50位以内に入れる事
 しかも、PCではなくiPhoneのランキングが重要
  これは、91%のユーザーがiphoneから直DLしているため
  2タップまでしか、iPhoneに表示されない為だそうです
 twitter、webサイトはもちろん用意、レビュー、ニュースサイトを利用
  こらは、さきほどの大石さんと同じでした。最近はアプリを送る機能が有るので
  人気のブロガーさんに送るのも手だとか。やはりAppbankさんに紹介されると
  ダウンロード数が1桁以上は変わってくるそうです。
アプリが完成してしばらく後にやる事
  レビューに答えて改良
   アップデート後、若干ランキングに影響されるそうです。
  紙媒体、アプリ内広告
  有料はセール
   残念なぐらい効果あるそうです。
   あまり、告知しなくてもセール情報を勝手にブロガーさんや
   twitterのbotが世界中に流してくれるそうです。
   ただし、週末にセールをする場合は多少の告知は必要なようです。
まとめとしてアプリは出してからテコ入れするだけで何倍にも売り上げが変わってくる
アプリ売り切りだけどユーザー山ほど居るから一定の売り上げ維持できる。ランキングは大事。
しかしランキング以外の方策もほしいともおっしゃられていました。
最後に、自社のサービスの宣伝とOne More...としてAppbankさんのビデオレターが流されてセッション終了

すこし、休憩の後FingerPianoの作者の和田さんのセッションでぶっちゃけ話、

まず、最初に自分の開発スタンスととして
 1・自分が欲しいものを作る、必要は発明の母!
 2・自分が楽しい、面白いと思うものだけリリースする
 3・2週間くらいで完成するものを
とのべられて、Appstoreのレビューが2ch化してる?とか
もかってまっか?→ぼちぼちでんな。。などと言われて実際の数字を出されました
FingerPianoは600日で40万DLだそうです
自分のランキングから予想した、現在有料アプリランキング1位の
ザ・セントラーズは、1日6000DL、約50万円ではないかと予想されていました。

その後、iPad版のFingerPianoの例をだされて、まだまだ、市場が小さいもとおっしゃられて、
アプリ内広告ってどうよ?1ヶ月で1100万円?ほんまかいな?
FingerPiano LiteでAdSense、MiniPianoでAdMob実験した結果として
FingerPiano Liteはうん00万円Monthとここは、はっきりと数字を聞く事は出来ませんでした。。。

最後に
 ・アプリ作って使ってもらえるのは楽しい。
 ・対価もありがたい。
 ・受託にはないエキサイティングな仕事。
最後は、アプリ作家的な職業になりたいとおっしゃってセッション終了。

次のセッションは、株式会社ノボット 小林さんによる「世界のアプリケーション広告について」

最近のiPhoneアプリ広告の3つの方向性として単価が高い順に
 ・Ad Network / Exchange
 ・リッチアド
 ・アフィリエイト
があると説明され、リッチアドである、現在大注目のiAdのデモムービーを流されていました。
アプリがしょぼいとiAdの方が豪華すぎて困るなんてジョークも

その他にも、medialetsなどの、iAd、AdMob以外のプレーヤーを紹介され、
最終的にはスマートフォン上でのアフィリエイトが主流になるのでは、と予想されていました。
広告収入でちゃんと儲ける仕組みを作りたいと意気込んでおられました。

最後のセッションは、ウェブアクション株式会社さんの会社としての戦略の説明がありました。

アプリで利益率を出すのは難しい、そこで、中国の成都で技術者を雇ってアプリを出しまくる作戦
成都だとトップエンジニアでも10万とか。月8個とかアプリ量産できるそうです。
こちらは、紹介だけであっと言う間に終了。

その後、少しだけ、Q&Aタイム、アンケートなどを書いて、勉強会終了。
今回は次の日の仕事が気になったのと、あまり、iPhoneのアプリで
お金を儲けようと真剣に考えていなかったので、懇親会は参加しませんでした。
ちょっと、現役のiPhoneアプリの作成者さんとお話できなかったのは、残念ではありましたが。。

今回の勉強会での感想は、やはり、ビジネスとして継続的に収入を得るのは難しい印象でした。
なんでも、そうなんですが、とくに、iPhoneのアプリは作った人の思いと言うか情熱などが表に出易いと思っています。
子供や野菜を育てるのと同じくらい、愛情と時間をかけて、育てて行く必要が有るのでしょう。

はたして、めんどくさがりやの自分にそんな事ができるだろうか。
それが、できたなら、自分だけで、どんな事でも成功できるんじゃないかな、そんな思いが強いです。

まあ、iPhoneはお金目的より、自分の作りたいアプリを自分のタイミングで作って行きたいな。
それが、可能なくらいの、技術力をいまから、徐々にでもいいので、高めて行きたい。